のび太君と出木杉君
私には子供が二人いるが、長男がまさにのび太君タイプの子供でした。
過去形なのは、今は中学生になり、だいぶ成長したから。
といっても、のび太君要素はかなり健在です。
初めての子供とあって、仕事も辞め、育児に全力投球していた当時
言葉の発達も遅い、すべてがゆっくりな息子の育児に不安だらけでした。
幼稚園に入る前、親子でプレ保育に参加したとき、
他の子供達が先生の指示に従って楽しく行動している中、
うちの子供だけ、指示を聞かずに自由行動。
「こんなので大丈夫なのか・・・」
帰り道、落ち込んで帰ったのを覚えています。
プレは何回かありましたが、結局入園まで一度もまともに活動できず、
「今日も集団活動が出来なかった・・・」
「幼稚園に入園を断られるんじゃないか・・・」
と毎回落ち込んで帰っていました。
初めて他の子供達との出来の違いを目の当たりにし、
「うちの子はみんなが出来ることが出来ないんだ・・・」
と不安でいっぱいでした。
今振り返ると、プレ幼稚園と、幼稚園時代の4年間の育児の時が
一番精神的にきつかったような気がします。
そして、今
息子の幼稚園時代一緒だった子供達や息子を見ていて思うことは
「みんな根本は変わらない」
「三つ子の魂百まで、は本当なんだ」
ということ。
やっぱり幼稚園で出来杉君タイプだった子は
大きくなっても賢い。
のび太君はのび太君のまま。
出来杉くんにはなれない。
でも、
「のび太君でも、こつこつやれば勉強は出来るようになる」
のび太君には他にはない魅力、才能がある。
というのは息子を育てていて感じました。
息子の通っていた幼稚園は横峰式の幼稚園で、
読み書き計算、運動と毎日みっちり教えてくれましたが、
息子は、
卒園間近でもひらがながまともに書けない、
計算も一番進度が遅れている
メロディオンも吹けない
幼稚園で一番出来ない子
でしたが、
今年、地元の進学校に合格しました。
そして、私も
今はのび太君育児を楽しめるようになりました。
ここまで、本当に長かった・・・。
まだまだ不安要素は沢山ありますが、子育てと同時に
同じくのんびり亀タイプの子供達を育てている親達の
参考になる記事も書いていけたらと思っています
ちなみに、娘は昼寝ばかりしているウサギタイプです
このタイプが1番厄介かもしれないと思うこの頃です(笑)
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